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[4G2-GS-6-05] 要約文評価のための対応分析に基づく文章構造の可視化
キーワード:大規模言語モデル、文章要約、可視化
大規模言語モデルの進展によって専用の文章要約モデルを用いずとも高精度な文章要約が可能となり,自動要約は身近な技術となりつつある.一方で,自動生成された要約文の妥当性を評価するニーズも高まり,非専門家による評価の重要性が増している.以上の背景の下,本研究では非専門家でも要約文の評価を容易に行えるようにするため,原文と要約文の対応関係を可視化する枠組みを提案する.具体的には,文章をチャンク単位に分割し,文埋め込みによってチャンク間の類似度を計算して距離行列を作成する.その後,この距離行列についての対応分析によって次元圧縮を施した上で対応関係をマップする.さらにこの手続きによって繰り返しや話題の展開が明示化されることで文章の構造が可視化されることを示す.本手法は要約文評価の客観性を向上させ,非専門家による効率的な評価を支援するための有用な手段となる.
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